実用ガイド / 無料枠と費用の比較

無料VPSの条件と構成全体の費用を確認する

無料VPSを選ぶときは、継続する無料枠と期限付きの試用クレジットを分けて確認します。ここではOracleとGoogle Cloudを比較し、Ubuntuを含むLinux環境の計算資源だけでなく、通信やバックアップまで含めた条件を整理します。

VPSuntu · 更新: · 約8分

目次

「完全無料」に必要な範囲を決める

「完全無料VPS」を探す場合も、OSが無料であることと、構成全体に料金がかからないことは別です。公開サイトやAPIには、マシン以外に接続経路、ディスク、データ保護が必要です。各リソースがどの枠でカバーされるかを書き出します。

無料Linux VPSや無料VPSホスティングという名称だけでは、使えるリージョンやアーキテクチャは判断できません。短期の評価なら試用クレジット、条件内で続けるなら継続枠を候補にします。Oracleに決めた後の操作はUbuntu VM作成手順で扱います。

継続する計算資源の無料枠を比較する

VPSuntuが2026年9月24日に確認した提供元のプログラム・製品資料に基づく比較です。実際にアカウントを作って計測した結果ではありません。作成前に、自分のアカウントに適用される条件を確認してください。

表を横にスクロールすると、残りの項目を確認できます。

選択肢計算資源とCPU対象リージョン注意点
Oracle AMD microVM.Standard.E2.1.Microを最大2台、各1 GB RAM、AMD x86アカウントのホーム・リージョン小さい共有CPU割り当て、空き容量が必要
Oracle Ampere A1月1,500 OCPU時間と9,000 GB時間、2 OCPU・12 GB相当、Armホーム・リージョンA1インスタンス間で枠を共有
Google Compute Engineプリエンプティブルではないe2-micro、月1台相当の稼働時間、x86us-west1、us-central1、us-east1対象地域と請求先アカウントの利用を合算

e2-microは2 vCPUを表示しますが、CPUは共有の一部割り当てで、メモリは1 GBです。Oracle AMD microもOCPU全体を専有しません。コア数の表記を専有性能として比較しないでください。Armを使うなら拡張やコンテナの対応を確認します。

Oracleは対象イメージにUbuntuを挙げています。どちらのサービスでもCPUに合うOSを選び、追加ソフトウェアのライセンス料を確認します。

試用クレジットの終了条件を読む

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プログラム初回クレジット期限
Oracle標準Free Trial対象サービスで300米ドル最大30日、または使い切るまで
Google Cloud Free Trial対象サービスで300米ドル最大90日、または使い切るまで

今日クレジットで動くVMが、試用後に自動で無料対象になるとは限りません。残高がゼロだから無料だと判断せず、リソースごとの適用条件を記録します。

Oracleの標準オファーでは対象Always Freeリソースを継続できますが、アップグレードしない有料試用リソースは回収の対象になります。特別なプロモーションは終了条件が異なる場合があります。Googleの試用終了時にアップグレードしなければリソースは停止します。有料アカウントでは残りクレジットや無料枠を超えた利用が課金対象になり得ます。

申し込み条件と空き容量を確認する

Oracleでは通常、電話番号とカードによる確認が必要です。申し込み可能な地域やプロモーションは変わります。Googleの無料枠には有効で良好な状態の請求先アカウントが必要で、初回試用には別の新規利用者条件があります。提供元の申し込み画面で確認してください。

別の実験で同じアカウントの枠を使っていないかも確認します。新規プロジェクトに別枠が付くとは限りません。必要な公開接続、地域、CPU、マシン型、ディスク、追加サービスを作成前に記録します。

Oracleは対象容量の一時的な不足や、アイドル状態のインスタンス回収を説明しています。上限は容量の予約ではありません。Always Freeだけを使うアカウントは有料サポートの対象ではないため、必要な支援も調べましょう。コード、構築メモ、復元できるデータはVMの外にも保存します。

ディスク・通信・バックアップを別々に見る

Oracleのホーム・リージョンにはブート/ブロック・ボリューム合計200 GBと、ボリューム・バックアップ5個の枠が記載されています。VMごとの追加枠ではありません。既存ディスクや保持中のバックアップも数えます。

Googleではディスクの種類、外向き通信、外部IPv4、スナップショットを個別に確認します。公開IPを外せばSSHや訪問者の接続方法も変わります。代わりのプロキシ、NAT、ロードバランサーにも固有の費用と条件があります。

Google Cloudの構成全体を計算する

対象の有料請求先アカウントで、試用クレジットが残っておらず、ほかの利用が無料枠を消費していない例です。us-central1の通常のUbuntu e2-microを1か月動かし、pd-standardディスク、米国向けPremium Tier通信、外部IPv4を使います。Cloud NAT、ロードバランサーなどは含めません。

容量は25、20、10 GiBとして計算します。無料枠の概要にGBとあっても、価格計算はGiBの場合があります。スナップショットの10 GiBは元ファイルの容量ではなく、平均の課金対象保存量です。

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項目仮定した利用枠または扱いこの例の結果
VM対象e2-microを1か月月1台相当の時間計算資源の枠内
システムディスクpd-standardを25 GiB月標準永続ディスク30 GB月この仮定では枠内
外向き通信米国へPremium Tierで20 GiBこの経路は月1 GiB19 GiBが枠外
スナップショット課金対象10 GiB月別料金予算に追加
外部IPv41アドレスを1か月割り当て別料金計算資源の枠に含むと推測しない

この構成には枠外の利用があります。対象地域の最新単価、通貨、課金単位で計算してください。日本向け通信の料金例でも、一律の米ドル・円価格でもありません。

前提を変えたら再計算する

同じ25 GiBでもbalancedやSSDはpd-standardと同じ条件ではありません。通信先やネットワーク階層でも計算は変わります。Standard TierにPremium Tierの差し引きをそのまま使わないでください。

スナップショットは圧縮や差分のため、Ubuntu内の使用量と課金保存量が一致しない場合があります。保存先による通信費、保持する世代数、最初のバックアップ後の実容量を確認します。応答を小さくしたり静的配信を分けたりする場合も、代わりのサービスの費用まで比較します。

リソース台帳と通知の担当者を決める

表を横にスクロールすると、残りの項目を確認できます。

リソース作成前に記録終了時に確認
VM名前、プロジェクト、地域、型、イメージ、時間書き出しと正確な識別子
ディスク名前、種類、容量、場所VM削除後の保持・削除
IPと通信アドレスID、予約、階層、通信先依存関係と残る予約
バックアップ名前、保存先、保持期間、課金量復元済みコピーと保持理由
追加サービスNAT、ロードバランサー、バケットなど担当者と個別の削除方法

各行を「どの枠に含むか」「別予算か」「不要か」に分け、アカウント状態、確認日、試用期限、担当者を書きます。最初の利用レポートと照合しましょう。

プロジェクト単位の予算通知を作り、宛先とクレジット・割引の扱いを確認します。通知だけのGoogle Cloud予算は支出を停止しません。別のspend-cap機能も対象サービスが限られ、永続する計算・保存リソースの料金を一括停止するものではありません。VMとディスクが指定額で止まると考えないでください。

この実験だけを終了する

VM停止後もディスクや割り当て済みIPの費用が残る場合があります。VM削除でもディスクの保持設定は別です。作業前に独立したファイルコピーの復元を試し、データベースには別の整合性を保つ方法を用意します。

  1. 必要なデータと構成を削除予定のリソース外へ書き出し、サンプルを復元する。
  2. 実験への書き込みと定期処理を止め、最後の書き出し時刻を記録する。
  3. 台帳のプロジェクトとVM識別子を照合し、接続ディスクの保持設定を確認する。
  4. そのVMと実験に属する不要なリソースだけを個別の管理画面で削除する。
  5. 残るディスク、予約IP、スナップショット、追加サービスの依存関係を確認する。
  6. 復旧用の保持領域と料金条件を確認し、必要なコピーを意図して残す。
  7. 完了時刻を記録し、後続レポートの利用時刻とリソースIDを照合する。

削除後のレポートに過去の利用が載ることがあります。1台の整理のために共有の請求先アカウントやプロジェクト全体を削除しないでください。

本番データの前に小さく試す

データベースと定期処理を含むアプリのコピーで、ログイン、アップロード、重いリクエスト、再起動を試します。メモリ、応答時間、失敗、ディスク増加を記録し、別環境でデータを復元します。空白ページの表示は全体の確認になりません。

全リソースの条件や費用、試用後の移行、復旧・終了方法が分かってから進めます。Oracleの操作は無料Ubuntu VMの作成へ。アーキテクチャ、地域、容量、サポートの条件を満たせない場合は、運用全体の費用で再比較しましょう。

よくある質問

無料VPSで公開サイトを動かせますか?

構成全体が条件内に収まり、アプリが制約を受け入れられる場合は可能です。公開接続、バックアップ、保守も含めて確認します。

無料Linux VPSはずっと完全無料ですか?

OSとインフラの料金は別です。クレジット、上限、追加リソース、アカウント条件を確認し、このサイトの説明を無料継続の保証としないでください。

VMを消せば料金はなくなりますか?

保持ディスク、スナップショット、予約IPなどが残る場合があります。必要な復元用コピーを確保し、台帳と保持設定を照合します。

提供元の資料確認日は2026年9月24日です。構成を考えるための例であり、実際の請求明細、アカウント作成テスト、適用保証ではありません。自分のアカウントで最新の単位、価格、上限を確認してください。

関連するガイド

次のステップ

プロジェクトに合う環境を選びましょう。

提供元の現在の構成と条件をご確認ください。

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